泥酔男、タクシー運転手に執拗な暴行を加えて殺す

自動車 社会 社会

15日未明、東京都足立区内の区道で、タクシー運転手と客の男が運賃の支払いを巡ってトラブルとなった。運転手は男から執拗な暴行を受けて死亡。男はその場から逃走したが、近隣住人の通報を受けて駆けつけた警官に障害の現行犯で逮捕されている。

警視庁・竹ノ塚署によると、事件が起きたのは15日の午前2時ごろ。足立区南花畑付近の区道で、男性タクシー運転手と客の男が運賃の支払いを巡って口論となった。男は運賃を払わずにタクシーを降りたため、運転手は「お金を払ってください」などと言いながら追いかけたが、男はこれに逆上。運転手の顔面を数回に渡って殴打した。

運転手は車外に倒れこんだが、男は殴る蹴るの暴行を執拗に加えた。運転手は近くの病院に収容されたが、脳挫傷などが原因で死亡。後に59歳の男性と判明した。暴行を加えた男は徒歩で逃げたが、近隣住人の通報を受けた同署員が周辺を捜索。目撃情報に酷似した不審な若い男を発見し、傷害容疑で逮捕している。

逮捕されたのは埼玉県草加市内に在住する24歳の男。逮捕当時は泥酔状態で、同署員に対して「自分はどうしてここにいるのか?」と聞いてきたという。暴行容疑については「記憶にない」として全面的に否認している。警察では容疑を強盗致死に切り替え、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集