出会い頭衝突、シートベルト未着用の高齢者3人死亡

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4日夕方、茨城県稲敷市内の市道で、交差点を進行していた老人福祉施設所有の送迎用ワゴン車と乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。2台のクルマは路外に逸脱して水田に転落。ワゴン車の6人が死傷した。

茨城県警・稲敷署によると、事故が起きたのは4日の午後4時5分ごろ。稲敷市下太田付近の市道で、交差点を進行していた老人福祉施設所有の送迎用ワゴン車と、交差道路を左方向から進行してきた乗用車が出会い頭に衝突。双方のクルマとも衝突の弾みで路外に逸脱し、道路に隣接する水田に転落した。

ワゴン車は中破。後部座席に同乗していた81歳の女性2人と、73歳の女性が全身を強打してまもなく死亡。運転していた51歳の女性スタッフ含む3人が打撲などの軽傷を負った。また、乗用車に乗っていた2人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

現場は見通しの良い交差点。信号機の設置は無く、ワゴン車側に一時停止義務があった。死亡した3人はシートベルトを着用していなかったとみられる。警察ではワゴン車を運転していた女性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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