ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン(GMAPJ)は10日、燃料電池車シボレー『エクイノックス』と、今年北米で発売した2モードのハイブリッド車(HV)シボレー『タホ・ハイブリッド』を日本で初公開した。
「GMテクノロジーセッション」と題した公開は報道関係者を対象としたもので、同日のセッションでは、GMの燃料電池スタックと水素タンクを採用したスズキの燃料電池車『SX4-FCV』も展示された。
エクイノックスは、同社の燃料電池車の最新モデルで、燃料電池の出力は93kW。700気圧の水素タンクを搭載し、320kmを航続する。最高速度は160km/h。
タホ・ハイブリッドは、モーター2基を搭載したフルサイズのSUV。エンジンはV型8気筒6.0リットルで、気筒休止方式を採用している。燃費は同等クラスのガソリン車より3割程度向上し、2.4リットル車並みとしている。米国での販売価格は4WDタイプで5万4210ドル(約540万円)。
GMは1999年に燃料電池車の試作モデルを開発して以来、現在では米国、欧州および中国、韓国で約100台の車両を試験走行させている。