【パリモーターショー08】ボルボ DRIVe…クラストップの環境性能

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ボルボは9月9日、10月2日に開幕するパリモーターショーに「DRIVeシリーズ」と名づけた『C30』『S40』『V50』を出品することを明らかにした。徹底した環境対策を施すことで、クラストップのCO2排出量、115-118g/kmを達成しているのが特徴だ。

DRIVeシリーズはボルボが2007年のフランクフルトショーに出展したコンセプトカー、『C30エフィシエンシィ』の考え方を具体化したもの。最大出力105psを発生する1.6リットル直4ターボディーゼル搭載車をベースに、燃費向上やCO2排出量低減に効果的な、さまざまな改良を加えている。

外観で目を引くのが、専用アルミホイール「Libra」。表面をフラットにしたデザインで、空気抵抗を10 - 15%低減することに成功した。このほか、エアロパーツ、ミシュランの低転がり抵抗タイヤ、3 - 5速の専用ギアレシオなども採用。さらに、高速走行時の揚力を抑えるために車高は10mmダウン。エンジン冷却性能の向上、コンピュータの変更、低抵抗ミッションオイルの採用、パワーステアリングのチューニング見直しなど、細かい部分にまで手を入れている。

ボルボは「C30とV50についてはクラスで最も少ないCO2排出量」と自信たっぷり。実際、C30のCO2排出量は115g/kmで、アウディ『A3 1.9TDI』、BMW『118d』、現行フォルクスワーゲン『ゴルフ・ブルーモーション』の119g/kmを下回る。

V50のCO2排出量は118g/km。これは同じカテゴリーでこれまで1位だったBMW『318dツーリング』の125g/kmを下回るクラストップの数値だ。燃費も良好で、C30が22.7km/リットル、S40とV50が22.2km/リットルを実現している。

《森脇稔》

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