日産自動車のLクラスサルーン、新型『ティアナ』(6月2日発表・発売)のインテリアは、初代モデル(03年発売)で日産が提唱した「モダンインテリア」コンセプトを継承するものだが、細部にわたるデザインへのこだわりは初代と比較しても相当に強められている。
「インテリアデザインについては、どの自動車メーカーもそれぞれ、多様な表現を盛り込んでいるものです。その中でなお、インテリアデザインで差別化を図るのは簡単なことではありません。そこでわれわれは、内装のすべての部分について明確な意思を持ったデザインを与えることを徹底させました。結果、クラスを超えた上質感とデザイン性を持ったインテリアに仕立てられたと考えています」
内外装のデザインを取りまとめた商品企画室チーフ・プロダクト・スペシャリストの有光大氏は、ティアナのインテリアデザインについてそう語る。