カーボンオフセット携帯サイトがサービス開始…ジーコンシャス

エコカー 燃費
カーボンオフセット携帯サイトがサービス開始…ジーコンシャス
  • カーボンオフセット携帯サイトがサービス開始…ジーコンシャス

ジーコンシャスは、カーボンオフセットを行なう携帯サイト「CarbonPASSケータイ」のサービスを24日より開始する。ユーザーのCO2排出量を算出し、それを相殺するカーボンオフセットの決済を行なう。

カーボンオフセットの決済を行なう携帯サイトは国内初。ケータイの特性を活かしてこまめにオフセットできる。カーボンオフセットとは、個人や企業、イベントなどから排出されるCO2(カーボン)をオフセット(相殺)し、地球環境的に中立状態に戻すという考え方。

CarbonPASSケータイはCO2排出量を手軽に診断することができる(無料)。電気代、ガス代、水道代、自家用車の車種、年間の走行距離、航空便の出発と到着の空港名を入力し、CO2排出量を計算する。車のCO2排出量については『e燃費』のデータを参照している。

そして算出したCO2をオフセットする「CarbonPASS」(排出権)をクレジットカードで購入する。価格は1トン当たり4200円、手数料1050円となっている。ジーコンシャスはユーザーから預かったオフセット総量を3か月毎に政府の管理口座へ移転する。

オフセットした分は、国連認証の各種プロジェクトによる排出権の取得に使用する。オフセットした分を植林、グリーンエネルギーの使用などに役立てるケースもあるが、CarbonPASSは排出権取得に使用する。

なおCarbonPASSケータイと先行のPC版CarbonPASSは、同じログインIDで登録することができ、オフセット量を一元管理できる。

ジーコンシャスはCO2排出権付き製品は確実に増えると予測している。例えばイギリスではすでにカーボンオフセット付き製品が流通しており、日本でも今年に入り、年賀状、エコバッグ、バレンタインスイーツなどのカーボンオフセット付製品が発売されている。ジーコンシャスは、今後発売予定のCarbonPASS付商品のオフセット量を自動登録する機能などを充実させていく方針だ。

さらにジーコンシャスでは、製品販売上での連動や、各種キャンペーン、プロモーション、イベント参加者のコミュニケーションツールとしてのCarbonPASSケータイのカスタマイズも行ない、幅広いユーザー層に対して、CO2排出削減の理解を深めるきっかけとしていくという。

URL(PC、携帯共通)
http://carbonpass.jp/

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集