ディーラーでバイオ燃料販売 ハマーからE85モデル登場

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ディーラーでバイオ燃料販売 ハマーからE85モデル登場
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「環境に最も悪い車」などと酷評されるGMのハマーにも、エコ化の流れが追いついた。GMはテキサス州内に、ディーラーが運営するE85エタノール燃料販売の最初のガソリンスタンドをオープンさせ、そのイベントの中でハマーE85を発表した。

ハマーから初のE85モデルとして、2009年型『H2ピックアップ』と『H2 SUT』が登場、さらに2010年にはすべてのハマーモデルがバイオ燃料使用可能になるという。

GMは50万ドル以上を費やし、テキサス州にE85、E10、バイオディーゼルを販売する9つのステーションを展開している。これらのステーションは「クラシック・クリーン燃料」と呼ばれ、ディーラーのハマーショップの隣に設置されている。

ブッシュ大統領が「エタノールは新しい燃料の最大の可能性」と主張しているにもかかわらず、全米でE85を販売するガソリンスタンドはまだ全体の1%未満に留まっている。そんな中、GMが「ディーラーで燃料販売」という新しい形式を打ち出したことは大きな意味がある。今後他のメーカーでも同様の燃料販売、独自のガソリンスタンドチェーン展開という動きがあるのか、注目されている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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