川崎重工業は19日、ホイールローダーの川崎『65ZV』、コベルコ『LK190Z-5』、トヨタ『4SDT50』の燃料噴射ポンプ駆動ギヤに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年7月28日〜2008年2月29日に製作された167台。
原動機の燃料噴射ポンプ駆動ギヤの構造が不適切なため、除雪作業時の高負荷時等に駆動ギヤが振動し、カム軸が折損して燃料を供給できなくなり、走行不能になるおそれがある。当面の暫定措置として、全車両、燃料噴射ポンプ駆動ギヤをダンパー付きギヤに交換し、燃料噴射ポンプも新品に交換する。
不具合発生件数は15件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。