マツダは前回の東京モーターショー05でロータリースポーツコンセプト『先駆』を出品し、新型スポーツを開発中であることを表明したが、今回のコンセプトカー『大気』の登場はそのプロジェクトが依然として継続していることの表れと言える。
東京モーターショー、マツダのブリーフィングの檀上に立ったのは、井巻久一社長。冒頭、『大気』のプレゼンテーションを受けて、「マツダは昨年から『Nagare(流れ)』デザインを追求してきましたが、大気はその第4弾。環境性能と動力性能を両立したマツダの将来のFRスポーツの方向性を示しているものです」とスピーチ。
ロータリーばかりでなく、他のパワーユニットについても、「2010年にはすべてのパワートレインを一新し、燃費・エミッション性能、動力性能を高次元で両立させることを目指します」と、省エネルギー・低エミッション技術の高度化によって競争力を強化する意欲を示した。
その活動を井巻社長は「サスティナブルZoom-Zoom」と表現していた。Zoom-Zoomを企業CIに使い始めてからかなりの時間が経ったが、その意味も社会や地球環境などとのからみで、少しずつ変化しているようだ。
東京モーターショー:10月24日 - 11月11日、千葉市・幕張メッセ