【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス

自動車 ニューモデル 新型車
【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
  • 【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
  • 【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
  • 【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
  • 【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
  • 【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス

冬タイヤ市場で大きなシェアを占めるブリヂストンのスタッドレスタイヤ ブリザック『REVO2』にロープロファイルサイズが追加された。

これまでの「レボ発泡ゴムZ+マルチZパターン」はそのまま共通する技術で作られるが、ロープロファイルサイズ専用設計が施されていると開発責任者の山口さんから説明を受けた。以下はその概要だ。

まずは、ネガ率のアップ。これはシーランド比と呼ばれているもので、トレッドパターンの溝とブロック部分の比率である。溝面積を増やすことによって雪を抱え込むようにしてグリップを確保しているのだ。専門用語では雪柱せん断力を増やすということ。つまりトレッドパターンの溝で雪を押し固め、タイヤを回転させることで雪柱を横から押して進む力を出しているのだ。雪道では圧力が高いほどグリップがよくなるから溝面積を広げるのは効果がある。

つぎにセンター主溝の2本化。トレッドパターンが新しくなったことは、この2本になった太いグルーブでわかる。雪道でモノレール効果を出すためだ。雪のレールにまたがるように走れば、タイヤが横にふらつかなくなるからだ。

さらに矩形率の小化。ロープロファイルになると接地面形状が横幅は大きくなるがタイヤがたわまないので前後方向は短くなってしまう。こうした接地面形状では粘りのあるグリップを得にくいので、クラウンR(トレッド面の曲率)を小さくして前後方向の長さを少しでも確保する対策をとっている。そして回転方向していのユニディレクショナルパターンになっている。

4つ目にはラグ溝アップ。短くなりがちな接地長のため、ロープロファイルになっても接地長内の横方向のラグ本数を確保するように増やしている。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集