ホンダが10月18日に発表した『フィット』、販売開始される以前の初期受注において、工場装着オプションナビゲーションである「インターナビ」の装着率が33%という高率であった。
「旧型は15%未満、そこで新型フィットのプロジェクトにおいて低価格端末の開発やスマート地図更新サービスのスタートなど、インターナビ装着率目標を25%に設定して我々は取り組んでいました。まだ初期受注の段階ですが33%という数字に驚きつつ喜んでいます」(インターナビ推進室今井武室長)
インターナビは他社に先駆けたプローブを利用した渋滞情報が特徴だったが、フィット発売を機にもうひとつの大きなアピールポイントが加わると考えている。
「フィットでは、ディーラーでのアピールポイントは渋滞情報から地図更新に移ると思います。もちろん次に渋滞情報、そしてフィットからサービスを始める地震発生時安否確認サービスにも注目していただきたいと思います」(インターナビ推進室野川忠文氏)
フィットは月間1万台以上を販売するホンダの最量販車種であり、そこでのインターナビ装着率の増加は全体でのインターナビ会員の伸びの倍増を意味する。今後の低価格車でのテレマティクス加入率の推移に注目が集まる。