日産『GT-R』のエクステリアデザインは、まさに機能美といえるものだ。アスリートのようなエクステリアは空力特性にも優れ、Cd=0.27を実現している。
インテリアも直線基調で、スタイリッシュとはいい難いインパネだが、メーターの視認性やセットアップスイッチの操作性などは優れている。
GT-Rのデザインを担当したプロダクト・チーフ・デザイナーの長谷川浩さんは「GT-Rは世界のどのスーパースポーツカーにも似ていない、オリジナリティを追求しました。それは日本文化のDNAと現代のモダンカルチャーの結晶といえるでしょう」とコメント。
確かにGT-Rはどのスーパースポーツカーにも似ておらず、GT-R固有の存在感をすでに手に入れている。フロントマスクは2001年の東京モーターショーに出品された、『GT-Rコンセプト』の面影を残しており、ひと目でGT-Rとわかる強いオーラを発している。
インテリアもスタイリングよりも機能性を重視しているあたりが、とてもGT-Rらしい。この機能美を追求したデザインもGT-Rの大きな魅力だ。