ホンダの米国生産が25周年

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ホンダは、日系自動車メーカーとして初めて米国で四輪車生産を開始したホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(HAM)のメアリズビル四輪車工場が1982年の生産開始から25周年を迎えたと発表した。同社は11月に累計生産台数900万台を達成する見通し。

メアリズビル四輪車工場は、1982年11月1日の『アコード』生産開始以来、北米でのホンダの主力生産拠点としてアコードの生産を継続するとともに、アキュラブランドの『TL』や『RDX』を追加するなど現地生産を拡大してきた。メアリズビル四輪車工場と1989年に稼動を開始したイーストリバティ四輪車工場の生産を合計すると、ホンダは四輪車生産台数でオハイオ州最大の自動車メーカーとなる。

また、これらの工場やカナダ、メキシコの工場向けに四輪車用エンジンを生産しているHAMアンナ・エンジン工場は、今年5月に生産累計1,500万基を達成している。HondaはHAMのほかに、オートマチック・トランスミッション生産会社、研究開発機関、エンジニアリングセンター、地域統括部品配送センター、その他の支援業務の拠点をオハイオ州内に構えており、同州内での雇用総数は1万5000人を超える。

ホンダは現在、北米6か所の工場で四輪車を生産しており、2008年秋には現在インディアナ州で建設を進めているホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・インディアナで『シビック』の生産を開始するなど、現地生産の拡大を図っている。新工場での生産が始まる2008年には、ホンダの北米での年間生産能力は160万台以上に拡大される。

また、ホンダの北米における雇用総数は3万7000人を超え、北米地域への投資総額は90億ドルに上る。

ホンダは、生産の現地化に加え研究開発分野の現地化も進めている。米国での研究開発機関であるホンダR&Dアメリカズ(HRA)は、1975年にマーケットリサーチ部門としてカリフォルニア州に設立、その後30年にわたり、北米での販売拡大にあわせて研究・開発機能を強化している。HAMで生産している『エレメント』、アキュラTLを始め、アキュラ『MDX』、『リッジライン』、『パイロット』、『シビッククーペ』、『シビックSi』などは、すべてHRAで開発した。

ホンダでは今後も米国の顧客の期待を超える先進的な商品を供給するために現地での開発・生産体制を強化していくとしている。

《レスポンス編集部》

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