ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は1日の9月中間決算発表の席上、今年の軽自動車市場が194万台程度となる見通しを示し「前年の202万台より減少するが、依然と高いレベル」と述べた。
軽自動車販売は最近になって販売がやや鈍化しているが、箕浦社長は「昨年は業界で11車種も新車が出た。今年は新モデルが少ないことを考えれば高水準」と指摘した。
また「環境負荷の面からも小さいクルマへのシフトは今後も続く」とし、2008年についても今年並みの需要が期待できると観測した。
07年度に初めて軽販売のトップに立ったダイハツだが、箕浦社長は「軽をしっかり売って収益を上げることに取り組んでおり、上半期にもその成果が出た」と、中間決算での過去最高の利益確保は軽販売が原動力と評価した。