和紙で作られた行灯のような風合いを持ったペーパーウォールと、中心に位置する漆塗りのような光沢を持った黒いリング状のデッキを設けた洒落たデザインの日産自動車の展示ブース。
相変わらず、『GT-R』のステージ前には、熱狂的なファンが連日押し寄せ、立錐の余地もないほどのにぎわいぶりをみせているが、実はその会場では、この秋の季節にふさわしい“紅葉狩り”(?)を楽しむことができるという粋な演出もある。
クルマに限らず、ブースデザインにも力を入れている日産は、インテリアや調度品にこだわりをもつ。例えば、正面の受付カウンター内には、この季節にあわせて造花ではない本物の紅葉を“植樹”。1週間前に比べると、紅葉の葉っぱも黄色に変わりつつあり、このショーが閉幕する頃にはすっかり紅葉するとみられる。幾度か会場に訪れて色づくを変化を楽しむのもいやされる。