東京モーターショー、PLAYSTATION 3用オンラインカーライフシミュレーター『グランツーリスモ5プロローグ』の記者会見では、ゲーム機能よりも、メディアとメーカーとの密接な関係についてプレゼンが行われた。
プロデューサーの山内一典氏が取り上げた機能のひとつは、「オンラインカーディーラー」機能だ。
以前のゲーム作品はディスクメディアでのリリースだったので、新型車をゲームにプラスすることは不可能だった。しかし、今回はオンラインなので、それが可能な点が非常に大きいとしている。
モードとしてはここにも「TV」があり、こちらの「TV」はメーカーから配信されるプロモーション映像などを視聴可能だ。そのほか、新車を試乗できる「テストドライブ」モードも搭載。さらに、そのクルマの歴史と携わった人々などを伝える「ミュージアム」モードも用意される。「ミュージアム」に関しては、各メーカーのミュージアム部門と連携していく模様だ。
そして山内氏は、「グランツーリスモライフ」という言葉も提唱。山内氏たち開発サイドから新車モデル、サーキットデータ、映像やモータースポーツ情報などが、メーカーからはリリースやインフォメーションなどがグランツーリスモ5プロローグを通してユーザーに提供される。また、ユーザー同士でのコミュニケーションも可能。同作品中心の生活を多くの人が送ることを描いているようだ。
最後に山内氏は、これが長い「GT5」の第一歩として、今後も突き進んでいくことを誓っていた。