日産『GT-R』には、カーウイングス対応の純正カーナビが設定されている。30GB容量のハードディスク(HDD)を搭載。BOSEサウンドシステムが組み合わされるなど、日産高級モデルとほぼ同様のものとなっている。
…と思わせつつ、実際にはGT-Rだけの機能がこっそりと搭載されているという。それが“スピードリミッター解除機能”だ。
高速道路を含む一般公道では、最大出力480psを誇るGT-Rとはいえ、他のクルマと同様に180km/hでスピードリミッターが作動し、エンジンへの燃料供給がストップする。
しかし、ストレートなどで180km/h以上の速度が出せることが明らかな日本国内のサーキット(鈴鹿や富士)については「今このクルマは競技エリア内に位置している」とGPSによる情報で判明した場合にはスピードリミッターが解除され、クルマの性能をフルに活かせるモードがあるという。
「基本的には駆動系の改造禁止」ともいわれているGT-Rは、スピードリミッターについてもしっかり管理されているわけだ。