東京モーターショーにスバルが参考出品する『G4e CONCEPT』は、電気自動車としての性能もさることながら、見る者の関心を大きく引く、未来感あふれるデザインがG4eコンセプトの魅力でもある。
まずはエクステリアから。これは高性能と未来感をイメージさせるべく、おにぎりのようなトライアングルシェイプでまとめられている。対して、ヘッドランプなどのパーツは機能を全面に出したデザインとして、対照的な効果を生み出す。『R1e』の先を行く近未来のコンパクト電気自動車像を提案しているのが印象的だ。
またこのボディシェイプはただのデザイン的な提案だけでなく、Cd値0.276という数値を達成。走行時のエネルギーロス低減に大いに貢献する。ちなみに充電用のコネクターは家庭用/急速充電用共用で、フロントバンパー内に設置されている。
そしてかなりドッキリとさせられるのが、赤と白を大胆に使ったインテリアデザイン。「思いっきり遊びました」と担当者が笑いながら語るように、全体のイメージはなんとオペラ劇場のVIP席がモチーフというから、ただ驚くばかり。さらにインパネのセンターを貫く縦長のディスプレイは流れる滝をイメージするなど、掛け値なしでゴージャスだ。