新型日産『スカイラインクーペ』のインテリアはセダン同様の質感の高さを持ちながらも、クーペらしいスポーティ感が上手く融合されている。
開発責任者の、商品企画本部 大澤辰夫さんは「スカイラインクーペのインパネは基本的にはセダンと共通ですが、クーペはドアの大きさを生かした包まれ感の高いドアトリムを採用していますので、セダンよりもタイトに引き締まった印象を与えてくれると思います」
「また、本アルミのパネルも模様や質感をセダンとは微妙に変えていますので、セダンとは違った印象を受けるかもしれません」という。
確かにクーペの運転席にはセダンとは違った包まれ感があり、スポーティな走りにも対応してくれそうな雰囲気がある。それでいながら北米ではインフィニティブランドで販売されているクルマだけあり、質感の高さもじゅうぶんに感じることができる。
さらにトランクルームも先代によりも広くなり、開口部も拡大されたのでゴルフバックが2個積めるサイズになった。後席の乗り込むときに便利なパワーウォークインシステムも装備されるなど、使い勝手も大幅に向上している。
セダンと共通のインパネを使っていても、これだけスポーティ感が高められ、セダン同様の質感が維持されていればまったく問題はないだろう。