【東京モーターショー07】日産 NV200…次世代の商用車

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【東京モーターショー07】日産 NV200…次世代の商用車
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日産の東京モーターショー07出品車『NV200』は、高いデザイン性と機能性を兼ね備えた、次世代の商用車のあり方を提案するコンセプトカーだ。

「各界のプロフェッショナルに喜んで使ってもらえるような、商用車を作ってみたいというのが、NV200の製作の動機でした」(日産関係者)との言葉どおり、NV200のコンセプトは従来の商用車とは一線を画するものだ。

道具感を強調しながら質感やファッション性にも配慮したエクステリア、インテリアデザインも注目点だが、最大の特徴はカスタマイズド・カートリッジと名付けられた、伸縮式のカーゴスペースだろう。このカートリッジは走行時には荷室部分に格納され、停車時に必要に応じて車体外に延長することができる。スペースユーティリティを格段に高めることはもちろん、移動式ショップ、屋台、業務用スペースなど、カートリッジをラインナップを充実させることで多様なニーズに対応可能というアイデアだ。

ショーモデルはプロの海洋写真家の移動オフィスという設定。延伸されたカートリッジにはドライスーツやスキューバダイビング用機材、撮影機材を整然と分類して収容可能。また延伸後の車内は撮影した画像データをすぐに画像処理してインターネットでクライアントに送信できるよう、コンピュータルームに早変わり。

商用車=デリバリーバンという固定観念の打破を狙ったNV200、とくにクルマを商売に使うユーザーにとっては、注目に値するクルマだろう。また、次世代型のキャンピングカーのベース車としての資質も高そうだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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