初代から使い続けた「4G63」エンジンに別れを告げ、ボディも駆動システムもすべて一新した10代目の『ランサーエボリューションX』。
「すべて一新しました。あっ……でも、ひとつだけ変わっていない部分がありますね」というのは、エボXの開発にトータルで関わった商品開発統括部門C-seg商品開発プロジェクトの一樂浩(いちらくひろし)さんだ。
変わっていない部分とは、シフトノブ。ランエボXには「TC-SST」という新しいトランスミッションを組み込んでいるが、シフトノブに関しては「エボ・MR」の6MTと同じ形状でサイズも同じなのだ(部品としては異なる)。
「走り込んだ結果、この形状とこのサイズがベストという結論になりました」(一樂さん)
すべてが新しい中で、唯一の例外。ランエボXに触れる際は、シフトノブをしっかりチェックしよう。