エプソントヨコム、カーナビ向け高精度ジャイロを開発

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エプソントヨコムは、カーナビゲーションの測位手法であるDR(推測航法)向けに最適なジャイロセンサ「XV-8000」シリーズのラインナップとして、傾斜実装が可能な『XV-8000LK』を開発したと発表した。

XV-8000シリーズは、独自の水晶素子構造を用いた優れた安定性に加え、「QMEMS」技術、低消費電力アナログ回路技術、パッケージング技術を駆使し、高精度かつ小型サイズを実現したジャイロセンサとしている。

インダッシュ型のカーナビゲーションでDRを行ううえで、取り付けられたダッシュボードの傾きにより傾いたジャイロセンサは、DRソフトウエアで補正することによりDRの精度を高めている。しかし、ダッシュボードの傾きによっては、DR補正ソフトウエアでは十分に補正できない場合もあり、ジャイロセンサそのものの傾斜実装への市場要求がありました。

今回開発したXV-8000LKは、取り付け角度の自由度をさらに向上させるため、センサを傾斜させて実装した製品。傾斜角度は10度と20度の2タイプを設定、これにより、DRソフトウエアの設定自由度を大幅に向上させることができるとしている。

2日−6日に幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2007」展示会場のエプソントヨコムブースに今回開発した製品を含む水晶デバイスの展示している。

《レスポンス編集部》

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