【CEATEC07】日産の篠原常務がスカイプロジェクトについて講演

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【CEATEC07】日産の篠原常務がスカイプロジェクトについて講演
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日産自動車の篠原稔常務は2日、「CEATEC JAPAN2007」のプレスセンターで報道陣向けに講演を行った。テーマは「安全・環境に向けたクルマの技術開発」で、同社が進めているスカイプロジェクトやエコ運転の成果について話した。

スカイプロジェクトは06年10月から本格的に開始された市民参加型のITS(Intelligent Transport System:人、道路、車両を情報でつなぐ高度道路システム交通)プロジェクトで、2000人規模の横浜市民が参加している。目的は事故を低減し、渋滞を改善しようというものだが、1年を経過した成果は「注意喚起を受けた約9割のモニタが減速し、交差点進入速度が約10km/h低減した」(篠原常務)とのことだ。

渋滞の改善については「最速ルートにより、旅行時間が約20%短縮できた」(同)ため、旅行平均速度の向上により、CO2排出量が約17%削減されたという。

また、07年1月から世界に先駆けて採用した「エコ運転アドバイス」の成果については、この活用により、平均で燃費が約18%改善されたそうだ。篠原常務は「今後5年間でエコ運転アドバイス装着車を100万台にしたい」と述べた。

ただ、この講演は空席も目立ち、10分ほど前に様子を見に来た篠原常務の「ちょっと人が少なくないか」という一言に、同社の広報関係者が青ざめる一幕もあった。

《山田清志》

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