気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年10月1日付
●民営郵政スタート(読売・1面)
●F1日本GP ハミルトン雨制す アロンソ リタイア、琢磨15位(読売・22面)
●富士、F1日本GP 返金3億5000万円 仮設席観客「レースが見えない」(読売・31面)
●ホンダ、CR-Vを一部改良(毎日・9面)
●松下電池の工場で火災、大阪、けが人なし(東京・29面)
●広告宣伝費、1.5%増 トヨタ12年連続首位、日経広告研 昨年度調査(日経・11面)
ひとくちコメント
自動車F1シリーズ第15戦、日本GPが、富士スピードウェイで67周の決勝が行われ、ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)が乱戦を制し、今季4勝目、F1史上初の新人での総合優勝に王手をかけた。
降雨と濃霧の中、筆者も雨具を着てスタンド観戦したが、レース開始後19周目までセーフティーカーが先導するという波乱の展開。30年ぶりにF1を開いた富士スピードウェイだが、波乱は場外でも相次いだ。
仮設スタンドの一部でレースが見えにくかったため、約7000人に料金6万1000円のうち5万円を払い戻す。払い戻し金額は約3億5000万円になるという。また、渋滞緩和のためのアクセスとなるシャトルバスの遅れで、観客85人がスタートに間に合わなかったことも判明、チケット代や交通費などを負担するそうだ。さらに、29日にはシャトルバス乗り場と東側ゲートを結ぶ場内走路に穴が開いて走行不能になるなど、運営上のトラブルが発生した。
きょうの各紙には、スポーツ面でのレースの結果よりも社会面に掲載されたトラブルの方を大きく報道する紙面もあったほど。時折強い雨に水を差されたばかりか、運営面では思わぬ“墓穴”を掘ってしまったようで、30年ぶりの富士での開催も“カイゼン”が急務である。