スズキは28日、フランスで開催のパリモーターショーで、欧州、北米や大洋州など海外向け二輪車の2008年モデルを追加発表した。2008年初めから各市場に順次投入していく。
『GSX-R750』の2008年モデルでは、好みによってエンジンの出力特性を3パターンから選択できるS-DMS(スズキ・ドライブ・モード・セレクション)や、電子制御ステアリングダンパーなどを採用した。また、2WAY圧側減衰調整機構付き前後サスペンションを採用し、幅広いセッティングを可能にした。ヘッドライト周りのデザインは、現行モデルの縦2灯のイメージを踏襲しつつ、中央にロービームのプロジェクターランプ、左右にハイビームのマルチリフレクターランプを配置し、横3灯とした。
『GSX-R600』は、出力向上のためにエンジン内部の設計を見直すとともに、S-DMSや、電子制御ステアリングダンパーなどを採用した。外観はスリムさとコンパクトさを、性能とバランスさせた最新のスタイリングとした。
欧州のみで販売する『DR125SM』は、1軸カウンタバランサ付きのエンジンを採用し、振動を軽減することで、高い快適性を目指した。またディスチャージポンプ式フューエルインジェクションを採用し、低燃費、扱いやすい出力、低排出ガスに配慮した。