フランクフルトモーターショーでお披露目された『マツダ6』(日本名『アテンザ』)の、最大のアピールポイントは空力だろう。CD値はこれまでの0.30から0.27に向上しているという。
「クラストップレベルを自負するロードノイズ。乗り心地が劇的に改善しています。快適な環境の中で、スポーティで楽しいドライビングに集中していただけます」と、開発を担当した梅下隆一主査は説明する。
「新開発のCDプラットフォームを採用しましたが、リアサスペンションのレイアウトを徹底的にやり直しました。新しいリアサスペンション中心に、ドライビングダイナミズムが格段に向上しています。現行型は、パッケージングを優先したためダンパーを寝かせていますが、このモデルでは直立化させて応答性を高め、走行安定性と乗り心地をアップさせました」と言う。
さらに「フロント回りも、サスペンションを取り付けたサブフレームとボディの取り付け部分をこれまでの4点から6点へと増やし操縦安定性を改善しました。これがロードノイズの低減と乗り心地向上に繋がっています。5ドアハッチバックは捻り剛性を約30%アップさせています」とのこと。