26日発表した『マークXジオ』は、「独立4座」と室内リヤ部のスペースをセダンやワゴンなどの用途によって自在に変化させる「4+Free」という独自のコンセプトが目玉だ。
このうち、セダン用途では、荷室と後部座席を区切る「デュアルトノボード」という部品を用意した。通常のセダンのように荷室を分離したセッティングができる。
これまでのワゴンやミニバンにはない「間仕切り部品」だ。開発担当の岡本一雄副社長は、こうした機構ができないなら「このクルマの開発は中止だ」と、開発陣に言い渡したという。
新しいコンセプトとしても、荷室を分離できないなら「ミニバンと何ら変わらない」というのが、岡本副社長の主張。荷室が分離されたセダンにこだわる顧客層にも「アピールできるはず」と、新機構に期待している。