三菱自動車がフランクフルトモーターショーで発表した『cX』のフロントは新型『ランサー』(日本名『ギャランフォルティス』)同様、逆スラント形状の「ジェットファイター」グリルを採用。
いっぽうリアハッチのスロープは初代『ミラージュ』のラインを髣髴させるラップアラウンド・スラント形状が特徴だ。
エクステリアデザインを担当した秦信弘氏は「コンセプトcXは乗用車とSUVのクロスオーバーという位置づけの車です。ヨーロッパでは独立心が強く、主に都会でこの車を使う女性、をイメージ・ターゲットにして仕上げました」と語る。
「強い押し出し感のあるフロント周りに対し、リアはキュートと、デザイン的にも2面性を持つ“クロスオーバー”です。フロントグリルは逆スラント。リアゲートを前に倒しこんでいるので、全体的に前進感のあるサイドビューに仕上げています」
アグレッシブな雰囲気のエクステリアとは対照的に、リビングルームのようにくつろげる空間に仕上げられた室内については、「インパネやシートはブラウンのレザー、ドアトリムはブラックとホワイト。素材もシートの表はレザーで、裏はパール系ホワイトの樹脂で出来ているなど、ミラノサロンで見かけるようなイタリアのモダン家具を意識しています。」とのことだ。