【筑波FJ1600選手権第4戦】Response. EMS M1 SK、混乱をミスで活かせず

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筑波FJ-1600選手権第4戦が23日、茨城県筑波サーキットで行われた。自動車ニュースサイト『レスポンス』などが後援する39号車「Response. EMS M1 SK」の野間一選手は予選3位、決勝9位で完走した。

前日の夏陽気からは一転、今にも雨の気配のする曇り空のもと、公式予選が行われた。野間選手は好調な前日テストの勢いをそのままに予選に挑む。今回の予選は15分と短いためクリアラップを取ることが重要である。

序盤のアタックで抑えながら3番手タイムを記録。一度ピットへもどりタイヤ内圧の調整を行う。再度コースインしてクリアラップを探すが、ペースの上がらないマシンや減速したマシンに阻まれなかなかアタックが出来ない。時間ギリギリとなる13周目に他車を抜きながらアタックを敢行。1分00秒415とトップから0秒224遅れの3番手となった。

ポールポジションは吉川選手、2番手は宮沢選手。

ドライバーズブリーフィングが終わる頃、ついに雨が落ち始める。前のレースでエンジンブローしたマシンからオイルが出てさらに滑りやすい状況に。上位陣はスリックタイヤを選択してコースインしていく。

午後2時25分、雨は強くなり路面は完全ウェットの中、25台のマシンが整列しスタートが切られる。

3番手スタートの野間選手はスタートで2位へ浮上、1コーナーも2位で進入するが、雨で止まりきれなかった後続車に追突されスピンを喫する。その直後、トップの吉川選手、宮沢選手もクラッシュ、金子選手もコントロールを失うなど大混乱となりレースは1周目で赤旗中断となる。

レースは仕切りなおしとなり、各車とも予選順位のグリッドへと向かう。予選1-2位の吉川選手、宮沢選手はマシンの損傷が激しくリタイヤ、野間選手は最上位からのスタートとなる。各車グリッド上でレインタイヤへ換装し、6台を欠いてレースは再スタートへ。

ここで最上位スタートの野間選手は、スタート合図のレッドライト消灯前にクラッチペダルから足を滑らせ、マシンが動いてしまいそのままスタート。痛恨のミスである。ドライブスルーペナルティを課され、3周目にピットロードへと向かうと最後尾まで順位を落としてしまう。

その後クラッシュでコース上に停止した仁木選手のマシンを撤去するため2周にわたりセーフティカーが入る。セーフティカーがピットに入ると野間選手は後方グループを縫うように追い抜き、最速ラップを記録しながら順位を上げる。

しかし残された周回はあまりに少なく、9位まで順位を上げたところでチェッカーフラッグを受けた。優勝は秦野選手、2位磯貝選手、3位大畑選手という結果となった。

「赤旗中断後、最上位からのスタートとなり、最速ラップも出せるスピードもありながら9位に終わってしまい本当に悔しい。スタート時のミスで勝てたレースを落とすこととなってしまいチームのみんなに謝りたいです」と野間選手。

「運もスピードもあって、普通に完走すれば勝てる流れだっただけに…」と、スピードと結果がかみ合わない悔しさをにじませる野間選手だったが、次回はそのスピードで筑波を席捲してくれることを期待しよう。

次戦は10月28日、筑波サーキットにて開催。激戦を経て成長する若手ドライバーたち、最終戦はその真価が問われる激戦となること必須であろう。

《レスポンス編集部》

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