いすゞ自動車は、9月からインドで、長距離移動及び観光用の中大型バスを現地生産し、いすゞバッチで販売を開始すると発表した。
インドで生産・販売するバスは『LT134』で、230馬力の40〜45人乗りの中大型バスだ。いすゞがシャシ(車台)を輸出し、現地企業のスワラジマツダ社がボディ架装を行って、いすゞブランドでインド国内で販売する。
また、今回の中大型バス「LT」に続いて、小型トラック『エルフ』をベースとした20〜25人乗りの小型バス『NQR』も今年末から来年を目処にかけて生産・販売する予定だ。
現在のインド市場でのバスの需要は年間約5万台規模で、今後も増加する見通し。いすゞでは、バスを2008年にLTを年間400台、NQRを500台生産する予定で、2012年にはそれぞれ1000台、5000台を見込んでいる。
いすゞバスの本格的な生産・販売を開始するため、スワラジマツダ社では、本社工場の増設など大規模な生産能力を増強した。