新型日産『エクストレイル』の魅力のひとつが、大きく進化した4WDシステムだ。「オールモード4×4-i」と呼ばれているこのシステムは、クルマに内蔵されたステアリング舵角センサーと実際の車両状況を判断するヨーレートセンサーやGセンサーからの情報を瞬時に分析し、ドライバーが思い描くラインをトレースできるように、前後のトルク配分を細かくコントロールするものだ。
商品企画本部安井伶子さんは「オールモード4×4-iが装備されたエクストレイルの4WDに乗ると、自分の運転がうまくなったと思えるぐらいスムーズにコーナリングすることができます」
「このシステムは北米で販売されている『ローグ』というSUVにはすでに搭載されていますが、日本に導入されるのは新型エクストレイルが初めてです」という。
ほかにも4WD車にはVDCやヒルディセントコントロール(MTは除く)、ヒルスタートアシストといった上級SUVに匹敵するアイテムも標準装備されている。
エクストレイルは走破性と安定感の高さには定評があったが、新型はオールモード4×4-iを搭載したことで、さらにその走りが磨き上げられているようだ。