【マツダ デミオ 新型発表】商品コンセプト:現代の価値観

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マツダの主力コンパクトカー、新型『デミオ』(7月5日発表)は、きわめてオーソドックスなハッチバックモデルとなった。

デミオは96年デビューの初代、02年デビューの2代目と、2代続けて“ミニワゴン”であることを売りとしてきた。新型の3代目モデルは前2代から大きくコンセプト転換をとげた格好だ。

コンパクトハッチは欧州では昔から乗用車の主流。日本でも小型車志向が強まるなか、このカテゴリーから人気モデルが続出している。その点では新型デミオのコンセプト転換も正鵠を射たものと言えそうだが、マツダが提案したとも言える“ミニワゴン”というコンセプトを捨てることに、社内からは異論はなかったのだろうか。

「もちろん抵抗感を示す声も社内にはありましたが、それでも社内を二分するほどの議論にはなりませんでした」

開発副主査として、ハードウェア開発全般を取り仕切った鍵本浩一氏は、新型デミオのコンセプト策定の経緯について、実情をこう語る。

「初代がデビューしたときは、たしかにミニワゴンというコンセプトが好評を博しました。しかしその後、広い空間を求めるユーザーは、より広い空間を持つ日産『キューブ』といった、よりワゴンライクなクルマへと移行していきました。そのような状況のなか、ミニワゴンのコンセプトを堅持するよりは、軽量・コンパクト化をはかって燃費、環境性能や走りの楽しさを向上させたほうが、現代の価値観に合うと考えて、3代目はコンパクトハッチでいこうということになったんです」

このコンセプト転換、社内では比較的すんなりとコンセンサスを得られたという。洒落たデザインのコンパクトハッチとなったデミオ、ユーザーの評価やいかに!?

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《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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