6月5日に発表されたスバル『インプレッサ』。3代目となる新型は、新しくするところは思い切って割り切っているものの、スバルが伝統的にこだわってきた部分については熟成を重ねている。
たとえば駆動方式は全グレード、フルタイム4WDとし、従来から提唱しているシンメトリカルAWDを新型でも堅持。
さらにATとMTとではシステムを変えている点がポイントとなる。AT車ではアクティブトルクスプリットAWDとし、電子制御で前後トルク配分を瞬時にコントロールするだけでなく、トルクロスを少なくすることで、低燃費にも貢献する。
いっぽう、MT車は走りの楽しさを引き出すべくビスカスLSD付きセンターデフ方式AWDを採用。ベベルギア式のセンターデフを用い、基本的に前後トルク配分を50対50としつつ、ビスカス式LSDによって、コーナーでの安定性を高めている。