フィアット・オートは、5月17日から20日まで開催されたイタリアの伝説的公道レース「ミッレミリア」で、アルファロメオ『6C 1500S』が優勝したと発表した。
優勝したモデルは、かつて1928年にもこの同じミッレミリアで、アルファロメオとして初めて優勝したマシンで、同社では「歴史は繰り返すもの」としている。
アルファ ロメオは初優勝以降、このミッレミリアが1957年に中断されるまでの30年間で、合計11回の優勝を記録している。同レースの開催が中断されてから10年間のブランクを経た1967年、ミッレミリアは再び開催されるようになり、この復活以降毎年、かつて1957年までに参戦したビンテージカーが参加するイベントとして定期的に開催されている。現在の参加車も1000マイル(ミッレミリア)=1600kmの公道を駆け抜けられる真の実力が要求される。
同社では、2007年度のルチアノ・ヴィアーロとルカ・ベルガマシの操るアルファロメオ6C 1500Sの優勝は、アルファロメオの栄光の歴史を世に広く伝えるための博物館と組織をつくるというアルファロメオ・オートモビルズ独自の事業計画推進活動の産物でもあるとしている。
2007年度のミッレミリアではこの活動の一環として、アルファロメオ博物館から5台のアルファロメオが参戦した。