アドヴィックス、ボッシュ、コンチネンタル・テーベスの3社で構成するESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)普及委員会は、ESC体験試乗会を栃木県で開催したと発表した。一般ドライバーら、約30人が参加し、横滑り防止装置の機能を体感した。
ESC普及委員会は、交通事故の低減に効果がある、横滑り防止装置の日本での普及促進を目的にした組織。呼称を「ESC」に統一し活動している。
試乗会は、ESC普及に向けた取り組みの一貫として、5月17日に栃木市のGKNドライブライントルクテクノロジーの試験場で、9台の車両を使い開催した。
日本でのESC普及率は10%と、ドイツの70%に比べると低レベルにとどまっている。自動車メーカーによって、機能の呼称が異なることが、普及を遅らせている理由の一つになっていると、同委員会は主張している。