ダイハツ工業の箕浦輝幸社長は、25日の決算発表会見で「シェアトップをとるため、自社登録などの手を使うなど、無駄なことは一切考えていない」と述べ、販売正常化を目指す考えを明らかにした。
ダイハツは2006年度の軽自動車販売でシェアトップとなったものの、このために自社登録を急増させ、市場は乱れていると指摘されている。
箕浦社長は「軽自動車はスズキだけでなく、ホンダや日産も強化しており、競争相手も多く激戦となっている」と、乱売となっている市場に懸念を示した。
その上で、今後は「実販売を増やして収益を出すことを目標にする。あくまでシェアは後からついてくるもの」とこれまでの姿勢から一転する構え。