都心の上質な日常、オープン…東京ミッドタウン

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東京のトレンドをリードする六本木地区に30日、また新たな大規模複合商業施設「東京ミッドタウン」がオープンする。買物ばかりでなく、自己の創造性を豊かにする空間、すなわち「都心の上質な日常」を味わう機会となれば幸い。

1980年頃までの六本木といえばエンターテイメントや飲食店からなる、“夜の街”、“男の街”のイメージが強かった。中でも物販は少なかった。その後、もともと文化的な土壌があったのか、サントリーホールや多数のギャラリーができ、さらに六本木ヒルズや国立新美術館もでき、六本木エリアは“商業の街”、“1日中”、“女性も”という街に変遷して来た。

東京ミッドタウンがスタートすることにより、デザインや芸術、アート面など、六本木エリアのクリエイティブな機能や価値性がいっそう高まることになる。

具体的には6つの建物からなる街であり、その周囲を緑のベルトで囲むレイアウトになっている。街のシンボルとなるのが、約248mの高さを誇る「ミッドタウン・タワー」。オフィスとともに、高層階には高級ホテルブランドで知られる、「ザ・リッツ・カールトン東京」が入る。

その東側にオフィスと住宅、ホールなどが一体化した「ミッドタウン・イースト」と、ホテルが運営する「パーク・レジデンス」の建物がレイアウトされる。他方西側に位置するのが、オフィスが入る「ミッドタウン・ウエスト」と、「サントリー美術館」をはじめ、サービスアパートメント、商業店舗からなる「ガーデンサイド」。ミッドタウン・ウエストとガーデンサイドとの間には、ガラスのルーフをかけた屋内商業空間となる「ガレリア」が設けられる。

そして世界に向けてデザインを発信したり関係団体が入る「21_21DESIGN SIGHT」が入る「デザイン・ウイング」から構成される。

開発には国内外の著名な建築家をはじめ、海外のホテルや景観デザインを手がけるデザイン会社が参加するなど、人的な面でも様々なコラボレーションの機会となった。完成後もデザイン・ウイングの建物には、デザインやアートに関係する施設や団体オフィスが入るなど、他所から移設されるサントリー美術館ともども、デザインや美術の愛好家、業界関係者にはオープニングが待たれる。

その他、コンベンションホールや会議室、さらにメディカルセンターなど公共性のある施設も備わり、この地区の先輩大型施設である六本木ヒルズにはなかった、機能や付加価値要素が加わる。

《浜田拓郎》

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