飲酒ひき逃げを隠蔽する目的で虚偽の盗難届

自動車 社会 社会

兵庫県警は11日、兵庫県姫路市内の国道2号で軽傷ひき逃げ事故を起こしたとして、28歳の男を逮捕した。飲酒運転を隠蔽する目的で、虚偽の盗難届を出そうとしていた疑いもあり、警察ではさらに調べを続けている。

兵庫県警・姫路署によると、事故が起きたのは11日の午前1時45分ごろ。姫路市東郷町付近の国道2号で、信号待ちをしていた22歳男性運転の軽乗用車に対し、後ろから走ってきた軽ワゴン車が追突した。この事故により、被追突側のクルマに乗っていた2人が首などを打撲する軽傷を負ったが、追突してきたクルマを運転していた男は現場にクルマを放置し、徒歩で逃走した。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日の午前2時ごろに「所有する軽ワゴンが盗まれたらしい」として男が出頭。これが追突事故を起こしたクルマだということが判明した。だが、話の内容に整合性の取れない部分があり、署員がこの点を追及したところ、軽傷ひき逃げ事故への関与を最終的には認めたため、業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

男は酒に酔った状態で、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムのアルコール分も検出している。警察では飲酒運転を隠蔽する目的で逃走し、虚偽の届けも出そうとした疑いがあるとして、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース