ダイムラークライスラーのスマートを独自に輸入し、アメリカ用に改造して売り出すなど、ユニークなEV商法で話題となったカリフォルニア州のEV製作会社、ZAPが、今度はロータスのプラットフォームなどを利用したアメリカ向けEVの製作に乗り出す。
同社が利用するのはロータスが昨年のジュネーブモーターショーで発表したコンセプトカー、『APX』(アルミニウムパフォーマンスクロスオーバー)のボディとプラットフォーム。
ロータスオリジナルはV6のガソリンエンジン搭載を想定していただが、ZAPではホイールハブ方式の電気モーターを搭載し、ハイパフォーマンスのEVとして製品化するという。車名は『ZAP-X』と予定されている。
ZAPによると、Xは最高速155マイル/h(約250km/h)達成が可能で、1回のチャージでの継続走行距離も最高350マイル(約600km)と計算されている。
販売開始は08年になる予定だが、価格などは未定。ZAPではこのXのプロトタイプを2月3日から開催される全米自動車ディーラー協会の年次総会で展示する予定。もし実現すれば、現在アメリカで最高速度を誇るテスラー社のEVを上回るパフォーマンスとなるため、注目が集まりそうだ。