【レトロモビル07】アウトウニオン タイプD がオークションに

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パリで開催される国際ビンテージカーフェア「レトロモビル」内で、オークションハウス、クリスティーズのブースで開催されるオークションに、2台のみ現存する伝説のレーシングカー、1939年型アウトウニオン「タイプD」が出品される。

クリスティーズでは、落札金額を880万−1200万ユーロ(約13億8000万−18億6000万円)と試算しており、これは同社自動車オークション史上最高額となる可能性がある。

世界的にもこのレーシングカーへの興味が高まっているため、クリスティーズは、アウディ・オブ・アメリカとアウディ・トラディション(アウディAGの歴史広報部門)による共同記者会見を開催する。また、アウディ・フランスは、オークションに際して、2月12日の午前11時30分から、もう1台のアウトウニオン・タイプDを展示する。

アウトウニオンは、アウディAGの基礎となったブランドのひとつ。オークションにかけられる車両は、1月25日にアウディ・フォーラム・ニューヨークに展示される。一方、姉妹モデルである1938年型タイプDは、2月12日にパリで展示される。

両マシンともに、第二次世界大戦終戦直後に旧ソ連軍の手によって、ツヴィッカウ(旧東ドイツ)からソ連へと運搬された。米国人のポール・カラシックが1980年代に10年以上の歳月をかけて、タイプDの所在を突き止めたが、旧ソ連で完全に分解され、バラバラの状態だった。

カラシックは、これを西側に運び出し、英国のスペシャリストにレストアを依頼した。このレストア作業には、アウディAGが技術面でサポートした。その後、アウディAGは1938年型を買い取り、1939年型は個人オーナーに売却された。

《レスポンス編集部》

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