【ホンダのインド市場攻勢】その2…2輪は世界一の工場でトップシェア

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常務島耕作も訪れた

4輪の生産開始は1997年からだが、2輪の合弁会社「ヒーローホンダモータース」は85年の操業で20年余りの歴史をもつ。スズキの4輪合弁会社とほぼ同じ時期の立ち上げだ。2001年には全額出資の新会社も生産開始、合計で年430万台の能力をもつ。95年当時には13%でしかなかったシェアは05年度に48%を確保してトップ。だが、市場の成長に追い越されないよう急ピッチでの増産投資が進む。

主力工場のヒーローホンダは、現地資本ヒーローグループとの合弁による株式公開企業。現在の能力は年345万台で、昨年までバイクの単一企業としては「5年連続で世界一の販売実績」(中川敏彰共同執行社長)を維持しているという巨大工場だ。

インドの有力経済誌による「500社ランキング」では、今年は前年の13位から6位に躍進、製造業ではトップに評価された。最近では弘兼憲史氏の劇画『常務島耕作』(講談社『週刊モーニング』連載中)の島氏も、インド視察の一環としてこの工場を訪問している。

期間工を含め1万900人が従事する工場では、世界最速の18秒に1台というタクトで100cc級を中心としたバイクやスクーター9機種が1日に約1万台ラインオフされる。そのスピードは、2輪生産最盛期の鈴鹿製作所とほぼ同等という。

《池原照雄》

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