日産ディーゼルと三菱ふそう、バス完成車とエンジンを相互OEM

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日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスは、両社の国内大型・中型バス事業強化のため、バス完成車及びバス用エンジンを相互にOEM供給することで基本合意したと発表した。

日野自動車といすゞ自動車は国内のバス事業で提携しており、国内バス事業は、日野・いすゞ連合の日の丸資本グループと日産ディ・三菱ふそう連合の外資系グループの2グループに集約される。

今回の日産ディーゼルと三菱ふそうの合意は、両社のバス事業でのお互いの強みを生かし、両社バス事業のさらなる基盤強化を図るのが目的。具体的には、相互補完的に完成車及びエンジンを供給することで、商品ラインナップを充実させる。開発費削減や量的効果による製造コストの低減、生産効率の向上なども図る。

両社は大型車の新長期排出ガス規制対応技術として尿素SCRシステムで提携しており、日産ディが三菱ふそうにシステムの一部を供給することで合意している。

今回、日産ディーゼルから三菱ふそうへ、新長期排出ガス規制に適合させた大型路線バスの一部(ノンステップバス)と中型バスを供給するほか、 三菱ふそうから日産ディーゼルへ、大型観光バスと大型路線バスの一部(ワンステップバス、ツーステップバス)を供給する相互OEM供給を実施する。

また、日産ディーゼルから三菱ふそうへ、新長期排出ガス規制に適合する大型路線バス搭載用エンジンを供給し、三菱ふそうから日産ディーゼルへ、新長期排出ガス規制に適合する中型バス搭載用エンジンを供給する。

供給開始時期は2007年4月以降、段階的に実施する予定だ。

今回の相互OEM供給を実施するための条件については、今後検討、協議する。

《レスポンス編集部》

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