今年のデトロイトでコンセプトとして発表され、大きな反響を呼んだダッジ『チャレンジャー』が、早ければ来年にも08年モデルとして販売が始まることが明らかになった。
チャレンジャーは35年近く前にクライスラーのマッスルカーとして人気があったクルマで、レトロフィットのコンセプトとして発表された。
クライスラーによるとチャレンジャーコンセプトに対して寄せられたユーザーからの熱烈なラブコールは、1989年にダッジ『バイパー』コンセプトを発表した時以来のものだった、という。
新たに市販モデルとなるチャレンジャーは、コンセプトカーのイメージそのままの、ロングフード、ショートデッキ、ワイドスタンスという特徴を備えた2ドアクーペで、70年代のチャレンジャーを彷彿とさせるもの。
エンジンなどの詳細は発表されていないが、「HEMI」V8の採用が有力、燃費が多少良いV6の導入も考えられる。またクライスラーがハイパワーラインとして出す「SRT」バージョンが投入される可能性も高い。
価格は予想の段階だが、ベースで2万ドル前後になると考えられる。発売されれば、フォード『マスタング』、GMが復活を考える『カマロ』など、往年のアメリカンポニーカーラインアップが市場で競い合うことになりそうだ。