ミシュランは、FIAのF1タイヤの供給についての入札に参加しないと発表した。ブリヂストンはすでに参加を表明しており、これで2007年シーズンからワンメイクとなるF1タイヤはブリヂストンで事実上決定した。
ミシュランでは、「F1はモータースポーツの最先端カテゴリーであり、そこで最も先進的な技術が競い合うことが自動車産業の利益になるという信念があり、タイヤサプライヤーを1社に絞るというF1のルール変更は、この理念に反する」として入札しない。
さらに、ミシュランはタイヤサプライヤーの1社絞込みは「最高レベルの競技がおこなわれるべきスポーツにおける、画一化への道を一歩進ませること」とFIAの方針を批判している。
ミシュランのタイヤは、6月25日のカナダGP決勝においてグランプリ優勝累積100勝を達成するなど、品質の高さを実証され、パートナーからも高く評価されている。そんな中で入札に参加することで「この入札の精神を支持していると見られるのは不本意である」としている。