三菱 コルトRALLIART がモデルチェンジ、Version-Rを設定

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三菱 コルトRALLIART がモデルチェンジ、Version-Rを設定
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三菱自動車は、コンパクトカー『コルト』にスポーツドライビングを楽しめる高性能コンパクトスポーツ「コルトRALLIART Version-R」を設定して、30日から発売開始した。

コルトRALLIART Version-Rは、従来の「コルトRALLIART」に代えて設定した本格的なスポーツドライビングモデル。長年にわたる同社のモータースポーツ活動を通じて培ったノウハウを随所に注ぎ込み、従来のCVT車に加えてゲトラグ社製5MT車を設定し、エンジンの高性能化、ボディの高剛性化、サスペンションのスポーツチューニング、16インチ・ハイグリップタイヤの採用など運動性能を高める改良を随所に施した。

エクステリアは、開口部を大きく設けたグリル一体型フロントバンパーを採用した。同じく新たに開口部を設けたボンネットフードとあわせ、エンジンの冷却性能の向上を図った。フロントバンパーには、フォグランプと左右分割式のフロントエアダムを採用することで、スポーティかつダイナミックな面持ちとした。下部をディフューザー形状としたリヤバンパーを採用し、リヤゲートには、リヤバンパーから連続して一体感のあるガーニッシュをあしらい、ローフォルムを演出した。7本スポークデザインの16インチアルミホイールを採用した。 

インテリアは5MT車には240km/hフルスケールホワイトメーターを、CVT車には180km/hハイコントラストメーターを採用した。5MT車では、スポーティで操作性に優れる本革巻きシフトノブを採用し、アクセル・ブレーキ・クラッチの各ペダルにはアルミプレートを採用した。 

フロントシートは従来のスポーツシートを標準装備として、レカロ社製フルバケットシートをメーカーオプションで設定した。リヤシートは、従来のシートバックに、3人掛けから2人掛けに変更したクッションを組み合わせて定員4人乗車とした。

ボディ及びシャシーでは、必要最小限の重量増で最大限に効果を発揮する補強を実施した。ボディ各部には、従来の約1.5倍にも及ぶスポット溶接を増し打ちしたほか、Dピラー周辺を補強して、ボディの捻り剛性を約30%アップした。前後サスペンションの取付部周辺を重点的に補強することで、スポーティな操縦安定性の実現を図った。パワーステアリングのギヤ比をクイック化して、きびきびと軽快な操舵感とした。

エンジン及びトランスミッションは1.5リッターMIVECターボエンジンの排気系を改良することで、5MT車では最高出力154PS/6000rpm、最大トルク21.4kg-m/3500rpmとクラストップレベルの動力性能を実現した。CVT車では最高出力のみ5MT車同様の154PS。10-15モード燃費は、5MT車で15.4km/リットル、CVT車では15.6km/リットル。

5MT車は、欧州専用ターボモデルで搭載のゲトラグ社製5速マニュアルトランスミッション、またザックス社製クラッチを採用した。CVT車は、従来のINVECS-?V6速スポーツモード付CVTを採用した。さらに、優れた制動性能を発揮する欧州専用ターボモデルと同サイズのフロント15インチディスクブレーキとリヤ14インチディスクブレーキを採用した。高摩擦材ブレーキパッドの採用により、スポーツドライビングにも充分な制動力を発揮する。

価格は197万4000円。

《レスポンス編集部》

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