【VW ジェッタ 日本発表】屈強なボディ剛性

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新型フォルクスワーゲン『ジェッタ』に乗って驚かされるのが、ボディ剛性の高さだ。現行型『ゴルフ』に乗ったときにも、剛性の高さを感じたが、セダンボディとなったジェッタはゴルフの上を行くリニアリティのあるフィーリングを感じ取ることができる。

試乗した「2.0T」は「ゴルフGTI」と同じエンジンを積み、225/45R17という同じタイヤを装着しているが、乗り心地はGTIに比べ格段に向上している。17インチタイヤなので、軽い突き上げ感はあるが、それはドイツ車としては一般的なレベルで、ハードな印象はない。

それでいながら、ワインディングを走らせればGTI顔負けのレベルの高い走りを披露してくれる。とにかくボディ剛性が高いので、走りにブレがないのだ。

多少、速い速度で曲がろうと思っても、ハンドルの舵角を一定に保ちさえすれば、タイヤの角度に応じてクルマがラインをトレースしてくれる。まさに、自分の行きたい方向に、ハンドルを切った分だけ曲がってくれる感じがする。それも、かなりの速度レベルの高い話でだ。

サスペンションもGTIに比べ、よく動いてくれ、軽いブレーキングやアクセルを開けることで、スムーズに荷重が移動してくれるので、クルマのバランスをコントロールしやすい。サスペンションを硬めずに、ここまでリニアリティのあるハンドリングを実現できるのも、ジェッタの高いボディ剛性があってこそだろう。

クルマの限界域はゴルフGTIのほうが高いが、ジェッタ2.0Tはその8割から9割ぐらいのところまでを、安心してカンタンに走らせる実力を持っている。この価格で、そのレベルの高い走りを実現できるのは、他の欧州セダンでは難しいことだろう。

《岡島裕二》

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