「軽自動車に対するユーザーの価値観を変えていきたい。新型『MRワゴン』はその目標に向かうためのクルマ」。スズキの津田紘社長は、新型MRワゴン(1月20日発表)への思いをこう語る。
「かつて、軽自動車は仕方なく乗るクルマというイメージが強かった。軽じゃイヤだと思うユーザーが多かったのも確かです。が、衝突安全性が高められた新規格に移行し、今は『軽もいいかな』、さらには『軽でいい』と思うユーザーが増えてきました。そこからさらに一歩踏み込んで、『軽がいい』とユーザーに思ってもらえるように頑張りたい」
軽自動車の販売台数はここ数年、過去最高を更新し続けている。これまでは世界でも突出して高い普通車の税金を支払いたくないというのが軽自動車を選ぶ最大の理由だったが、今後は商品力でも積極的に選ばれるような軽自動車作りを展開する構えだ。