2月1日、日産初の軽自動車として人気を集めていた『モコ』がフルモデルチェンジを行った。新型モコも先代同様に、フルモデルチェンジを行ったばかりのスズキ『MRワゴン』ベースでOEM供給される。
先代モコもMRワゴンをベースに、フロングリルやフロントバンパー、ボンネットなどが日産専用にデザインされていたが、新型モコはさらにコストのかかるヘッドライトも専用設計されている。
ほかにもシートやドアトリムの色調や素材は日産専用品が使われており、特にシート表皮には、MOCOのアルファベットがデザインされていて可愛らしい。その他の部分は、パワートレーンも含めて、ほとんど同じと考えていいだろう。
日産自動車商品企画本部の西垣聡さんは「新型モコは『ノート』や『マーチ』に通じる日産らしい、上質なエクステリアを目指してデザインしています。日産は軽のラインナップが少ないので、よりお客様にマッチするように、MRワゴンの甘いデザインよりも、より落ち着いた雰囲気に仕上げています」
「ターゲットはMRワゴンと同じように20代から30代の女性ですが、モコはシングルのお客様にも積極的に売っていきたいと思っています」とコメント。
確かにMRワゴンと比べるとモコのほうがシックなイメージがあり、これなら男性が乗っても違和感はなさそうだ。ママと子供にターゲットを絞ったMRワゴンよりも、多くの人に訴求しなくてはならない日産の軽自動車だけに、モコのエクステリアは落ち着いた顔つきにする必要があるようだ。