新型日産『ブルーバード・シルフィ』(21日発表)のシートは“シェル・シェイプシート”と呼ばれ、2枚貝が開いたようなシルエットをコンセプトとし、丸みを帯びた優しいデザインをしている。
フロントシートはシートバックまで入念にデザインされており、リアシートから見るフロントシートバックさえも、やわらかさを感じる形状に設計されている。
リアシートもドア付近まで、シートサイドが包み込まれるような形状になっており、柔らかなソファに身を任せるような感覚で座ることができる。さらに驚くのが、そのリアシートの広さだ。レッグルームはトヨタ『セルシオ』よりも広いと言われており、実際に座った感じでも、偽りはなさそうだった。もちろん頭上空間にも余裕がある。
シルフィの開発責任者である松本秀二さん(商品企画本部チーフ・プロダクト・スペシャリスト)は「シルフィの最大の魅力は、やはりインテリアになると思います。ですが、インテリアもエクステリアと同じように、見た目だけではなく機能性も追及してデザインしているので、広さと使い勝手はおろそかにしていません」とコメント。
実際に新型シルフィのインテリアは広く、なおかつ居心地の良い空間に仕上げられている。これだけ曲線を多用し、やわらかなデザインを実現したクルマは今までなかっただろう。その秀逸さは、是非実車で確認してほしい。