おサイフケータイ×公共交通---【長崎 3】公共交通の対応でシナジー

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実際のバスでの利用は、乗車時に整理券を取るかわりにおサイフケータイをリーダーライターに一度かざし、降車時に料金箱の上のリーダーライターにかざすことで、利用区間分の料金が支払われるというもの。乗車時は利用停留所の登録のみなので、多くの鉄道のように初乗り運賃が差し引かれることはない。だから残高0円で乗車し、バスの中でチャージして降車する事もできる。

また定期券と併用できるのもポイントで、定期利用区間は定期券利用が適用され、区間外のみの運賃がチャージ済みの乗車券利用分から自動的に差し引かれる。バスの場合、電車以上に定期券適応外の運賃の計算が面倒なので、こういった計算が自動化されるのはありがたい。

今回、NTTドコモ九州が全面的にバックアップしたこともあり、発売済みのすべてのおサイフケータイがモバイル長崎スマートカードとして使える。実際に試乗テストしても、おサイフケータイの認識はスピーディかつ正確だった。

NTTドコモ九州長崎支店によると、これまで長崎市内にはおサイフケータイが利用可能な場所はほとんどなく、ユーザーの利用意欲を刺激することが難しかったという。しかし、市民の足であるバスがおサイフケータイに対応したことにより、日常生活のおサイフケータイ利用率が向上することは想像に難くない。当面はモバイル長崎バス対応が“ドコモだけ”という事もあり、販売面での追い風にもなるだろう。

一方、長崎バス協会はおサイフケータイ対応により、ユーザーから要望の高かった利用履歴や残高確認といった機能が、ユーザーの手持ちの携帯電話で利用できるようになる。また、携帯電話利用が活発な若年層のバス離れを防ぐ期待もあるという。今後、公共交通とおサイフケータイのシナジーがどれだけ現れるかは、自動車業界関係者にとっても注目だろう。

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《神尾寿》

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